錦織伸行(演出助手)

自分を写す鏡

Q1.あなたにとっての「あいと地球と競売人」とは?

一度完全に断ち切ったはずの世界に、ボクを呼び戻し人生を豊かにしてくれました。
また、和田ご夫妻はじめ関係者やスタッフ、そして多くの子ども たちを中心としたキャストの皆さんとの関わりのなかで、日々、自分の生き方の至らなさを勉強させていただいております。
そういう意味では、自分を写す鏡のようなものかもしれません。

Q2.「あいと地球と競売人」に、どのように関わってこられましたか?

第四回の松江公演に演出部スタッフとして お手伝いさせて頂き、途中から「競売人」役として17年振りに舞台に立たせて頂きました。
以降、原則「演出補」として、アクシデントがあると代役として参加して参りました。

Q3.「あいと地球と競売人」に関する印象的なエピソードは?

Best1
「晴天の霹靂」で、17年ぶりに「競売人」として舞台に立ったこと。

Best2
愛知公演の直前に、仕事の過労、ストレスからメニエール病に似た症状で「緊急入院」したこと。
救急外来のベットの上 で、電池切れ直前の携帯電話で木村かなえさんに「今、日赤。お手伝いできなくなった」と伝えたら、電池が切れてしまいました。
以降、約まる二日間、眠りこけていました。

Best3
東京公演を切っ掛けに、小田島雄志氏、衛紀生氏ら東京在住の過去の恩人、知人たちと「演劇」を通じたご縁が戻りました。
昔の仲間の佐野史郎から「小泉八雲の朗読会」のお手伝いの依頼が来たのも、青山劇場の観劇がきっかけでした。

Q4.過去の略歴、及び現在のことを教えて下さい!

本業は八百屋です。
二十代のころはシェイクスピア・シアターで俳優、制作をしていました。
正味6年間でシェイクスピア全37作(当時の定説)のうち35作品、ステージ数では多 分800~900ステージをこなしたのが財産となり、人生を豊かにしてくれています。
今でも「ロミオ」や「ブルータス」のよう な気がして、勘違いしております。
本業以外のライフワークは、「松江市(城 下町)の中心部の活性化」、そして「人間というどうしようもない、愛すべき馬鹿な生き物への興味、探索」でしょうか。

Q5.「あいと地球と競売人」の仲間に向けてのメッセージをお願いいたします。

「日々是新(日々是れ新たなり)」。日々、一生懸命、生きましょう。